床屋の掘った穴

何にでも手出しするオタクの独り言。

この話はフィクションです

 日付が変わっても寝なければ日付変更線を超えていないも同義だと思っています。自分ルール自分ルール。

 

 昨日は少し長々と語ったのですが、ここ最近で一番の閲覧数でしてね……。RTしていただけたのが大きかったようです。やはり宣伝か……としみじみ思いました。

 好き勝手書いてはいますが、やはり読んでもらえるのは嬉しいものです。月に100PVをコンスタントに越えられるようにするのがしばらくの目標でしょうか。現在35ですね。遠いなあ。

 

 さて、今日の本プレゼンとまいりましょう。

 

 今日はライトノベルです。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)
 

 通称みーまーシリーズ。本屋で見かけた、とか、映画で見た、なんて方もいるんじゃないでしょうか。

 映画はね、私も見ました。見た上で言います。なぜ映画化したのかと。なぜ映像化しようとしたのかと。とりあえずスタッフにiを叩きつけてやろうかと思いましたね。

 それはさておき。

 作者、入間一間の名は別作品で見た方も多いと思います。ご存知アニメ化作品『電波女と青春男』の作者でもあります。あれも面白いですよね。青春ポイントを貯めるくらいですからね、爽やかです。

 対してこちらは、青春ポイントを導入したその日にポイントがマイナスになりそうな……いや、高校生で彼女と同棲してるんだからいっそ100点超えるのかな、どうなんでしょう。

 そう、主人公のみーくんはまーちゃんこと御園マユと同棲しているんですよね。美少女と一つ屋根の下、ラブラブに暮らしているわけですよ。一作目では池田兄弟も一緒ですけどね、まーちゃんが二人を誘拐して来ちゃったから。

 

 物語の舞台は郊外の、いや片田舎の小さな町。そこでは連日の通り魔殺人が世間を騒がせていました。被害者は日に日に数を増やしていくばかり。そして、一件の誘拐事件が起こります。通り魔殺人との関連はあるのか、それも分からない状況。

 そんな中、ある日の放課後”僕”ことみーくんは尾行を決行、対象はクラスメイトの御園マユ。”僕”はふらふらと買い物等をしながらマユの家までついて行くことに成功、そして声をかけたのです。

「久しぶり、まーちゃん」

 これが二人の再会でした。そして、御園マユの、幸せで不幸な日々の再開でもありました。

 ”僕”と御園マユは、同じ誘拐事件の被害者だったのです。

 

 そんな始まりの、みーまーシリーズ第一作。

 御園マユ、まーちゃん、可愛くてどこかおかしい女の子。みーくんが大好き。というかみーくん以外はどうでもいい。みーくんが正義でみーくんが絶対でみーくんはみーくん。

 みーくん、僕、どこにでもいる精神科に通う高校生。まーちゃんの彼氏、まーちゃんのみーくん、まーちゃんが大事。

 そんなおかしな二人が、誘拐事件と殺人事件に挑んだり挑まなかったり。そんなお話です。

 私は人にみーまーを勧めるときに、2回読んでねって言ってます。1回ですんなり読める作品じゃないから。あとどんな話か聞かれたらこう言います。

「不幸が幸せで嘘つきしかいなくて、みーくんはみーくんでみーくんじゃないんだよ」

 なんのこっちゃ。

 でも正直これがすべてなんですよ。なので、興味があれば読んでください。

 文章はよくノイズが混じります。余計な情報とかそういう意味でなく、ノイズが聞こえるような錯覚を覚えるんですよ。するするとは決して進んでいかないんです。ただ、ふっと音が聞こえなくなるような感覚になる部分があって、そこがまたぞっとする。一度はまれば入間一間は大好きになる作家だと思います。私は非常に影響を受けました。

 

 あ、映画を見るなら止めませんが2巻以降や番外編のiを読む前に見ることをお勧めします。多分それが最良でしょう。

 あとはコミカライズも出ています。こちらの方が原作には忠実です。

  ただこちらではノイズを感じるのは難しいので、ぜひとも原作の文章でノイズを体感してみてください。

 

 

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