床屋の掘った穴

何にでも手出しするオタクの独り言。

懐中時計魔改造・製作過程一日目

 随分長いことほったらかしでした。とはいえ、のんびり書きたいときにだけ書こうと決めていたので、苦痛でないのは良かったかな。マイペースにいきます。

 

 Twitterを見てくれている方はご存知かと思いますが、先月末からレジンを始めました。こんな感じ。

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 グッズを持っている方はわかりますね。というか復活表記の頃を知っているなら見たことがありますね。メタルチャームコレクションの魔改造です。キャラクター部分を剥ぎ取って、枠部分を使用しもともと付いていたキャラクターをイメージして作っています。これは、左がXANXUSで右が山本です。

 なんかね、アニメ絵じゃ持ち歩いたりが恥ずかしいけどメタルの部分は結構いいし、何よりモチーフストラップが欲しかった。公式が出してくれないのなら、自分で作ればいいじゃない! ということで。それに、こうでもしなきゃこのストラップ捨ててたし。それはもったいないよねということもあって、長らく興味があったレジンに挑戦することにしました。今までの色付けは大体コピックマーカーを使用しています。たまに水彩絵の具も使ったかな。

 さて、魔改造をしてやろうと思い至った一番の原因がこちら。

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 はい、懐中時計のやつですね。これ随分ずっしりしていて、とてもガチャガチャとは思えないんですよね。写真を撮っておくのを忘れたのですが、本来はぱかっと開けるとスペードさんの顔がこんにちは。

 うん、ちょっと怖いわ。

 というか、これだけかっこいいもの出せるんなら、受注生産でいいからマジもんの時計出そうよ!?

 という気持ちでいっぱいになりました。うーん、キャラクターばーん! なキャラクターグッズってやっぱり好きになれないんですよね。しかしこの懐中時計は原作にも出てきたし、スペードさんにとっては宝だったわけで。捨ててしまうのはもったいないし悲しい。じゃあ改造しよう。

 そこから、まずはキャラクター部分を剥ぎ取る為に四苦八苦しました。削るか? ヤスリかける? 溶かす? といった様子で。最終的に、ライターで炙ってコーティングのプラスチックを柔らかくし、とろけたところで彫刻刀を使って剥がしました。他のも同じように。

 そして第一関門、”汚し”がやってまいります。”汚し”をざっくり説明すると、ジーンズを脱色したりしてダメージジーンズを作る感じですね。わざと綺麗なものをビンテージにしてしまうんです。

 懐中時計は初代の時代のものですから、随分と古いはずです。いくら大切に持ち続けていても、もうピカピカと輝いているなんてことはないはず。ということで汚し作業いってみましょう!

 用意したものがこちら。

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スポンジでぽんぽんするといいよー、と調べたら出て来たので、100円ショップで化粧用のパフを買ってきました。塗装に使うものは油絵の具です。本当はアクリルとかがいいんでしょうけど、持ってません。油絵の具は従姉のお下がり。まずは、錆っぽいなーと思う色を搾り出して混

ぜ混ぜ。色が出来たら、実験用に買ってきていた金属容器(お菓子の型です)にパ

フでぽんぽん。最初は平らな面でやったんですけど、それっぽさがでないのでパフをちぎって断面でぽんぽん。そうして出来たものがこちら。

 これが

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 こう

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 なんかそれっぽい!

 錆びた!

 脆そう!

 これですこれ。私が欲しかった色。いやあ、フィーリングで色も作ってみるもんですね。

 さあ、色が決まったところで本番へ。パレットの油絵の具が乾いてしまう前に。作業工程はただひたすらぽんぽんぽんぽんぽんぽん……なので省略します。

 で、こんな感じ。

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 顔が反射してしまうくらいにキラキラしていた懐中時計でしたが、いかがでしょう。重厚そうな色合いに。年季入ってそうになりましたね! 満足!

 

 あとは乾かすだけです。乾かないことには何も出来ないです。あと、親戚の家に行った際に買ったパーツがまだこっちに届いていないので作業が出来ない……。手持ちで持って帰ってくるんだった……。続きはそのパーツが届き次第ということで。