床屋の掘った穴

何にでも手出しするオタクの独り言。

小説メイキング

 こんにちは。最近PCをMacBookからThinkPadに買い換えました、蛸介です。タイピングがめちゃくちゃ快適になりました。

 Macは連携面が最高だったので惜しいと言えば惜しいですが、このタイピングの快適さはちょっとね……一回味わったらやめられないというか、これ以外だと違和感が出てしまう。すごくサクサク打ててストレスフリー。

 

 そんな感じで環境を変えたら小説が前より書きやすくなったよ。やったー。頑張って生産していきましょう。

 

 

 で、本題。

 一昨日から昨日にかけてTwitterで取ったアンケートがありまして。

 

 

 答えてくれた人ありがとー!

 んでメイキングに票が一票でも入ってたらやろうと思っていたので、メイキングをやろうと思います。

 

 そのための作品がこれ。

 

 

 メイキング用に書いた、というよりも「今思いついたんだからせっかくだしメイキングもこれでするか!」なんていう見切り発車です。いつものことです。

 参考にできるかは謎ですが、こいついつもこんな先行き不透明な書き方してるのかよと思ってもらえれば。

 

案を出す

 

 プロットを書く、なんてことはしない。書いているものもあるんですが、そういうのは長編覚悟なので要は迷子防止のパンくずです。地図ですらない。

 

 今回は人の推しCP書いたろ、というテロまがいのことをまず思いつきました。Twitterでぱっと渡したかったので文庫ページメーカー(

https://sscard.monokakitools.net/index.html)の利用を決めて、じゃあ1000文字いくかいかないかだしプロットは投げ捨てるかと。大体いつもこんな感じ。

 

 書くものが決まったので机に向かって紙を出して唸る、なんてこともしません。今日はとりあえずそのCPを頭に置いておいてサメ映画を見ました。

 

 ディノシャーク、話が微妙すぎる。登場人物が動くそれぞれの動機が薄すぎてなんでこいつらこんなことしてんだ???命かかっとんねんぞ???高校生がキャッキャウフフする学園日常物語ちゃうぞ????となれました。人生の貴重な一時間半を捨てたい人におすすめ。

 

 とまあ一時間半を捨てて、もう一本くらい見るか台風だしなーとAmazonプライムで映画を漁っている時に脳内に漫画の一コマが出現。これが今回の作品の決めゴマだなと直感して記憶に留めました。不思議なことに大体のシーンは漫画のコマで浮かびます。私のやってることは脳内漫画のノベライズだったりします。漫画と小説の文法の違いを擦り合わせつつ作品にしていく感じ。じゃあ漫画描きな?って気もしますよね。ワイトもそう思います。

 

 次はそのコマの前後と、そのコマで言っているセリフの意味を考えます。今回は年齢とか青春の終わり(私これ大好きだな)とかをテーマに据えようとあっさり決定。ついでにイメージ曲がSEBASTIAN Xの『未成年』に決まったので口ずさむ。気分がいい。

 

 ついでにこの間もサメ映画を垂れ流していました。ゾンビシャーク。いや風呂敷広げたんやから回収しよ?そんだけいくつも広げたんやし一個くらい回収して?ってなれます。もやもやした気分になりたい!!というめったにない欲求を抱えた際にどうぞ。

 

 

書き出す

 

 案は大体決まったので後は書くだけです。肉付けは書きながらするので、骨組みさえ決まれば大丈夫。

 

 リビングにノートPCを持ち込み、iPhoneに入れた『未成年』を一曲リピートに設定(この方法は最近知りました)。いつもは大体適当にYouTubeでおすすめ動画垂れ流してるか、ライブラリの曲を適当にシャッフルしてます。今回はイメージ曲が決まったのでそれを流すことに。

 

 文庫ページメーカーを使うのでとにかく色々省いて短くを意識します。8ページくらいの漫画や、それこそMVといった感覚で。でもわかんなくなっちゃわない程度。まあ二次創作はそのあたりキャラクターは知られているので説明しなくていい分短くはいくらでもできちゃいます。

 

 書く時にはMicrosoftのWordを使用しています。慣れ親しんでいるので書きやすい、何も考えないで使える、といったところがいいです。今回は縦書きなるので、設定を縦書きにして記号の確認をしていました。基本は横書きで書きます。WEBにしか上げていないので。

 

 さて、あっさり決まる時と難産が大きく分かれるのが書き出しです。今回はめちゃくちゃ安産。何も考えなくても書けたのでどうやって書いたのかはわかりません。多分読みまくってる小説(新戯作派の近代小説中心)を参考にしたんでしょう。

 

 さっきまで考えていた案は何一つメモを取っていないので、脳内に散らばったものをかき集めつつだかだかと打っていきます。「忘れないで」というセリフが最初に浮かんだキーワードになるのでそこにどう持っていこうかなと考えつつほぼ自動で打っていっています。

 

 私の小説の書き方って、脳内できちんと文章として処理される前に手が勝手に書いていく、出てきたのを読んで「ああこういうのが書きたかったのか」と文章として認識しているという状況です。かなり無意識に近い形で書いていると思います。

 

 手が止まると先を考えつつもその前の文章をざっと見返して付け足したり削ったり直したりしています。推敲も同時進行です。

 

 で、そんな感じでだだだだっと打っていき、900文字だったので本当にすぐ書き終わりました。40分程度。途中でTwitterを見たりしてたので本作業はもう少し短かったかも。

 

 終わり方だけ少し悩んで、推敲して、最後の二行を付け足して納得したので完成。

 

 あとは文庫ページメーカーのサイトにアクセスして画像にして保存。

 

 

 こんな感じです。ね、参考にならないんですよ、きっと。

 書くのは半自動筆記だし、案もぼーっとしてたり仕事してたりと色んなときにぽいぽい降ってきて漫画のネームみたいに脳内に溜まっていく感じです。あんまりうんうん唸らない。たまに書き出しが~~~とか、終わらせ方が~~~となりますがそういう時はとりあえず寝ます。もしくはソシャゲします。

 適当でしょ。

 

 多分だけど、私の読書の癖がこの書き方に繋がっているのかなと。一回気に入ってしまうと、一部を暗記してしまうくらい何度も同じ作品を読み返すんです。そこで覚えこんだ文章たちが染みついていて、それのおかげでほとんど考えずに形になってくれるのかもしれない。

 

 ちなみにこうやってすらすら出てこないときはひたすら箇条書きでキャラクターたちの行動を書いていって、気分が乗っているときに小説の文法に直しています。とりあえず何が起こっているのかだけわかっていればあとは装飾したらいいもんね。

 

 

 まあ、そんな全く参考にならないメイキングでした。ここ詳しく教えろ、みたいなのがあったらここのコメントでも、Twitterのリプでも、マシュマロでも言ってもらえれば。あとこのCP書けとかも言ってもらえれば、時間がかかることも多いですが書きます。

 

 それでは。

 予告しとくね、5日か6日にまた更新します。多分ね、人間の言葉が崩れている日記をね、書きます。